日本音楽能力検定協会 ギター検定1級に合格しました。

活動報告

日本音楽能力検定協会という組織があります。

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日本音楽能力検定|あなたの音楽能力を証明しよう
一般社団法人日本音楽能力検定協会はピアノ、ギターからボーカルなど様々なジャンルの検定を行っております。小学生から社会人までプロ・講師の方でも受検可能ですので自分のスキルアップを目標に受検してみませんか?皆様のご参加をお待ちしております。

ボーカルに限らずギター、ベースなど様々な楽器や音楽の知識を検定方式でレベル付けしてくれる検定です。

今年の年明け頃にこの検定の存在を知ってから、3級2級と順当に合格して今回ありがたく1級に合格しました。

 

https://twitter.com/guitarous/status/1785232790881177625

 

設立は2022年とのことで割と新しい団体のようなのですが、既に受験者数は3万人を超えたとのこと。

将来的には漢検や英検のような存在を目指しているようです。

 

 

音楽は表現であり優劣は付けられないという考え方があり僕自身もそう思いますが、それでも知識の有無は一問一答やクイズで、技術の高い低いはある程度演奏を見たり聞いたりすることで客観的にわかってしまいますよね。

ギターを弾いたり教えたりする身として、知識と技術を担保してくれる客観的な指標があった方が、安心してレッスンを受けたり僕が作った楽譜に取り組んでもらえるのでは、と考え受験に至りました。

 

 

 

楽器の演奏能力や技術知識を問う検定は、僕が知る限りではヤマハのグレード認定、クラシックギターでは日本ギター連盟のグレード認定、DTMではMIDI検定などがありますが、自分の演奏楽器や演奏ジャンル/スタイルにあった検定がピッタリあるとは限りません。

ただ日本音楽能力検定は割と多くの楽器や演奏スタイルを受け付けているようで、実技試験に関しても指定の課題曲などはなく、自身が行なっている演奏スタイルをそのままパフォーマンスして評価してもらえる形態でした。

 

 

日本音楽能力検定のレベルは初心者は5級、中級は4級、上級者は3級、プロレベルは2級、トッププロレベルは1級とランク付けされているようです。

僕が受け始めたのは3級で、難易度の高い曲が演奏できるレベルとのことです。

 

 

 

試験は筆記実技ともにウェブ上で完結します。

筆記試験を受験し、合格点数に達していた場合その後実技試験の演奏に移ります。実技演奏は連絡があってから一定期間内に演奏動画を録画録音して提出する形式です。

試験結果通知に実技演奏に対する審査員からのコメントがもらえるのですが、3級の合格通知にいただいた講評でかなり手応えがあったので、その翌月2級、そのまた翌月1級にチャレンジしました。

(具体的にどういうコメントをもらったとか、何を弾いて合格したのかこういう場で書くと問題になりそうなので差し控えます)

 

 

実技演奏では2曲演奏の提出が求められますが、できるだけ別の曲調や音楽性がわかるような選曲も大切になってきます。

こういうのは試験に限らず人に演奏を聞かせる時にも大切なことですよね。アップテンポな元気な曲なのか、しっとりのバラードなのか、淡々と進むミドルテンポなのか。演奏技術がなくても選曲というのはいくらでも工夫ができます。

 

 

ちなみに僕はアコギでのソロギターとクラシックギターを弾いているので、1曲をアコギで、もう一曲をクラシックギターで弾きました。

両方とも既存の曲(アレンジ)のものを演奏したいわゆるカバー演奏ですが、演奏技術や表現力が伝わるのであれば自分でアレンジした曲や、オリジナル曲でも選択肢に入れても良いかもしれません。

 

証書の発行代金を振り込むとこんな素敵な証書が送られてきます。

証書入れ(大学卒業証書みたいな折りたたむやつ)に入って送付されてきましたが、僕は壁にかけて飾りたいので額縁に入れました。

 

 

ちなみに楽器演奏あるあるですが、録音に励んでいるときの上達や経験値は計り知れないものがあります。

普段は弾けてるのにスマホなどの録画ボタンを押すと途端に弾けなくなる現象。あれはステージ上で一発勝負の演奏をするときの感覚に近いものがあります。

録画は何回でもできますが、人前で演奏するのは一回しかチャンスがありません。

録画した動画を提出する形式の実技試験なので自分が納得行くまで何回でも何十回でも撮ることができます。

失敗できないという緊張感の中、集中力を高く保って何度でも演奏に臨む、これが今回の受験を経て得たもう一つの成果でもあります。

 

 

僕はライブも好きですが、オープンマイクのほんわかとした雰囲気や、ランチタイム演奏の雰囲気もとても好きです。

今回の受験を経て、一皮向けた演奏をいつかお見せ出来る機会があると良いなぁ、なんて思ってます。