ギターを弾いていてブルースという言葉を聞いたことがありませんか?
「”ギター弾くならブルースくらい弾けなきゃね”って聞いた」
「ブルースってなんか渋いおじさんが好きそうで、聞いててつまらなそう」
「ギターが上手くなりたいからブルースってジャンルにもチャレンジしてみたい」
と考えているかもしれません。
今回は基本的なブルースのコード進行やリズムの解説、オススメのブルース系ギタリストを紹介していこうと思います。
この記事を読めばブルースという音楽の雰囲気や基本的なコードがわかると思います。
渋いと思われがちな音楽ですが、最近の若手ギタリストが現代風にアレンジしてるバージョンもあるのでそちらの動画を紹介していきますね。
ブルースの名曲
ブルースがどんな音楽なのか聴いて見ましょう。映画で使われてるくらい有名な曲も交えて紹介していきますね。
Johnny B. Goode
映画”Back to the Future”より
Johnny B. Goode
不朽の名作”Back to the Future”で主人公が過去にタイムスリップし、両親が参加するダンスパーティで演奏するシーンです。
原曲のJohnny B. Goodeはこちら
Sweet Home Chicago
映画”Blues Brothers”よりSweet Home Chicago
育った孤児院の財政難を救うためにバンドでお金を稼ごうとするコメディ映画、Blues Brothersで演奏されました。
ちなみにオバマ元大統領もパーティで少し歌ったりしてます。Crossroads
エリッククラプトンの名曲
Crossroads
十字路(Crossroads)で悪魔に魂を売って尋常じゃないギターテクニックを手に入れた、という伝説を持つRobert Johnsonのカバー曲です。
Everyday I Have the Blues
B.B.Kingの名曲
Everyday I Have the Blues
ピアノや管楽器も入っていて賑やかな雰囲気ですね。
ちなみにB.B.はBlues Boyの略です。
ブルースをJohn Mayerが現代風にアレンジすると
ブルースの名曲をブルース系ギタリストJohn Mayerがアレンジするとこうなります。
Crossroads
Everyday I Have the Blues
~4:00頃まで
原曲のB.B.Kingの演奏は大勢で演奏するエネルギッシュな雰囲気でしたね。
ジョンメイヤーのアレンジは3ピースバンドでの演奏で、演奏もスタイリッシュな雰囲気になっています。
ブルースのコード進行
ブルースは基本的に3つのコードを使います。
Sweet Home Chicagoのコード進行を例に見てみましょう。
E7 E7 E7 E7
A7 A7 E7 E7
B7 A7 E7 B7
この12小節を1コーラスとして、同じコード進行を繰り返していく形式で演奏されます。
全部のコードが基本的に7th(セブンス)です。
上の方で紹介したJohn MayerのCrossroadsはm7thやmaj7を使っているので結構大胆にアレンジしてますね。
マイナーコードが入ってくる場合はマイナーブルースと呼ばれたりしますが、また別の機会に紹介したいと思います。
ちなみに2小節目がA7に変わったり、アウトロの時は最後のコードがE7に変わったりします。
E7 A7 E7 E7
A7 A7 E7 E7
B7 A7 E7 E7
リズムはシャッフルと呼ばれる、3連符を元にしたリズムで演奏されることが多いです。
上の方で紹介しているCrossroadsやJohnny B. Goodeは8ビートのリズムですが、同じくらいの割合で三連符系のシャッフルや4ビート(スウィング)で演奏されることが多いですね。
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