ギターを日々練習していても、どうも上手くなっている気がしない時ってありますよね。
ちょっと質問したいのですが、あなたにとって「ギターが上手くなる」とはどういうことでしょうか。
下に読み進める前に、ちょっと考えて見てください。
好きな曲を自由に弾けるようになった時でしょうか?
弾けなかったフレーズが弾けるようになった瞬間でしょうか?
前は難しかった曲が今は簡単に感じる時でしょうか?
クロマチックスケールなどの基礎練習のテンポが1でも早くなった時でしょうか?
新しいスケールのポジション、新しいコード、新しいボイシング、新しいリズムパターンを覚えた時でしょうか。
人から「上手くなったね」「上手いね」と言われた時でしょうか。
抽象的な質問には抽象的な答えしか出すことができません。
そのため人によって答えが変わりますし、状況やタイミングによっても変わるでしょう。
なので「上手くなる」という質問にはいくつも答えがあります。
僕が思う「上手くなる」の定義は次の通りです。
・過去の自分と比べて、1音でも多く楽譜を覚えて弾けるようになっていること。
・過去の自分と比べて、テンポ1でも早く滑らかに弾けるようになっていること。
・過去の自分と比べて、10の集中力で弾けたフレーズや曲が9や8の集中力で弾けるようになったこと。
あなたが想像していた「上手くなる」とはちょっとかけ離れた答えかもしれませんね。
ですが過去の自分と比べて日々の成長を感じるというのも、ギターを中長期的に弾いていくために必要なスキルの一つです。
一曲は1コーラスの積み重ねです。
1コーラスは1小節の積み重ねです。
1小節は1音の積み重ねです。
1音多く、早く、楽に弾けるようになった時点でそれは上達したと言って良いでしょう。
他人から見るとくだらない、バカバカしいと感じるかもしれない小さなステップを積み重ねることこそがギターを弾いて行く上で大切な考え方です。
僕がギターを始めた時はチューニングのやり方さえわかりませんでした。
チューニングが出来たら次はC,G,Dのコードを練習しました。
Dがまともに弾けるようになるまで2ヶ月はかかりました。
コードを覚えたら1コーラス、コード弾きが出来るようになりました。
弾き語りのレパートリーを増やしました。
指弾き・ソロギター・エレキギターにもチャレンジしました。
ギター以外のキーボード、ドラム、ベースなどの楽器も演奏しました。
作曲を覚えてバンドでライブしました。
人にギターを教えるようになり、楽譜を書き始めました。
上に書いたことは全部チューニングさえ分からなかったところから小さなステップを積み重ねて歩いてきた結果です。
そして僕は今日も小さなステップを重ねて行きます。
1音でもたくさんの人に聴いてもらえるように、一曲でも楽譜を書いて見た人が楽しんで貰えるように、上達してもらえるように。
あなたは今日、どんな小さなステップを積み重ねますか?
もしよかったら下のコメントで教えてくださいね。
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