ギターを始めたばかりの皆さん、またはちょっと弾けるけど「Fコード」でつまずいている人たち、いませんか?
ギターを弾く人なら誰もが通る道、それが「Fコード」です。
このコード、初心者にとってはかなりの難関。
運指が難しいし、音もうまく出ないことが多いので、諦めたくなってしまう気持ちもわかります。
でも、Fコードをマスターできれば、ギターがもっと楽しくなります!
今回はギター歴20年の僕が、Fコードの押さえ方や、練習方法、挫折しないためのポイントをお伝えします。
1. Fコードの押さえ方の基本
まずはFコードの形からおさらいしましょう。
Fコードは、1フレットを人差し指で全部押さえ(「セーハ」と言います)、中指と薬指、小指で他の弦を押さえる必要があります。
簡単に押さえ方を説明すると、次の通りです:
- 人差し指:1フレット全体を押さえます
- 中指:2フレットの3弦
- 薬指:3フレットの5弦
- 小指:3フレットの4弦
見た目はシンプルに見えるんですが、実際にやってみると指が開かない、力が足りない、音がこもってしまう……なんてことが多いんですよね。
2. つまずきやすいポイントと改善法
Fコードでつまずく理由は、ほとんどが「セーハの力加減」と「指の配置」に関係しています。
初心者の場合、1フレット全体を人差し指でしっかり押さえるのが難しく、音がビビってしまいがちです。
ここで役立つのが以下のコツです:
- 人差し指の位置:1フレット全体を押さえる際に、指の腹ではなく「側面」を使うのがポイントです。指を少し傾けると、少ない力でもしっかり押さえられることがあります。
- 指のストレッチ:Fコードは指を広げて押さえるため、ストレッチが効果的です。指の筋肉を柔らかくすることで、負担が減り押さえやすくなります。
- 徐々に力をつける練習:最初はすべての弦をきれいに鳴らすのは難しいので、少しずつ音が出るように力加減を調整していきましょう。
3. Fコードの練習方法
Fコードをマスターするための練習方法をご紹介します。
ポイントは「焦らず、根気よく取り組むこと」です!
- 部分練習:まずは人差し指で1フレット全体(セーハ)だけを押さえてみて、音が鳴るか確認しましょう。これができたら、中指、薬指、小指を一つずつ追加していくと、徐々にFコードの形が作れるようになります。
- ダウンストロークで確認:コードがしっかり鳴っているか、ゆっくりダウンストロークで弾きながら確認しましょう。音がビビっている場所を見つけたら、その弦だけを調整しながら練習すると効果的です。
- コードチェンジの練習:Fコードの次によく出てくるのがCコードです。FとCを交互にチェンジする練習をすることで、実際に曲の中でも使いやすくなります。テンポを落として、確実にチェンジできるようにしてみましょう。
4. Fコードが登場する初心者向けの簡単な曲
少しずつFコードが押さえられるようになってきたら、簡単な曲に挑戦してみましょう。
たとえば、ポップスやロックのバラード曲など、Fコードがちょこっと出てくるものを選ぶといいですね。
おすすめ曲
- 「Stand By Me」(Ben E. King)
ゆったりとしたテンポで、Fmコードのチェンジも比較的簡単です。 - 「Let It Be」(The Beatles)
こちらも定番中の定番曲。明るく軽快な曲調で、テンポも遅めなので、初心者におすすめです。 - 「チェリー」(スピッツ)
日本のポップスで人気の曲です。Fコードが登場しますが、他のコードもシンプルなので練習に最適です。
5. Fコード克服のための心構え
最後に、Fコードを克服するための「心構え」についてもお伝えします。
Fコードは多くの人が苦手とするコードですが、練習を続ければ必ずできるようになります。
以下のポイントを意識しながら、練習を楽しんでください!
- 「完璧」を求めすぎない:最初からきれいに音を出すのは難しいです。まずは音が出ること、次に安定すること、と少しずつ目標を分けてみましょう。
- 毎日少しずつの積み重ね:Fコードは最初こそ苦労しますが、毎日少しずつ練習を重ねれば、確実に上達します。10分でもいいので、少しずつ指を慣れさせていきましょう。
- 他のコードと組み合わせる:Fコードだけを練習するのもいいですが、他のコードと一緒に弾くことで、曲の中での使い方も自然と身についていきます。CやGなど、よく使うコードと組み合わせて練習してみてください。
まとめ
Fコードの壁は高く感じるかもしれませんが、焦らずに一歩ずつ進むことで必ず乗り越えられます。
指の力をつけるストレッチ、セーハのコツを意識して練習すれば、気づけば「なんだ、できるじゃん!」という瞬間がやってきますよ。
ギターが楽しくなるのはここからです!Fコードをマスターして、どんどん好きな曲を弾けるようになりましょう。
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