ギターを買ったばかりの初心者さんや、まだストラップを使ったことがない方にとって「ギターストラップの付け方」って意外と難しいですよね。
「どっちに付けるの?」「これで合ってる?」と疑問に感じる方も多いはず。
この記事ではギター歴20年の僕が、エレキギターやアコースティックギターのストラップの付け方や注意点、そして快適に演奏するためのコツを詳しくお伝えします!
ストラップをつけるメリット
ギターストラップをつけるといくつかメリットがあります。
立って演奏が出来る
ストラップをつけると立ってギター演奏することができます。
ステージパフォーマンスはもちろん、家族や友人などの前でちょっとした演奏をするときにも、演奏者だけ立ってると特別な感じを演出することができます。
ストラップをつけないと構えられない角度がある
ギターは座って弾く時、通常は右脚の上にボディを乗せて演奏します。
そうするとボディの位置が半固定されますが、人によっては少し演奏しづらい角度かもしれません。
ストラップをつけると右脚に乗せるという制限がなくなり、とても自由度が高く構えの角度を調整することができます。
もし演奏しづらいとか、弾きにくいフレーズがあるとお悩みの方はストラップを試してみてください!
座ったままストラップを使うと安定感抜群
立って弾くだけではなく、座ったままストラップを使うのも非常に有効です。
アコギはボディの厚みがあるため安定性が抜群ですが、エレキはボディが薄いので右脚の乗せるだけでは安定感がありません。
右肘や左手で少しホールドしながら演奏することになりますが、ストラップをつけると安定感がますので、手や腕がより自由に使えるようになります!
首、肩、腰など身体のトラブルの予防
ギターを右脚に乗せているとはいえ、手や肘でギターを無意識のうちに使って安定させるよう力を使ってしまうもの。
身体の痛みやトラブルは同じ姿勢、同じ箇所に力を入れ続けることにより生まれる場合があります。
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ストラップが安定感高くギターをホールドしてくれるので、そういった身体のトラブルを未然に防ぐことが出来るんですね!
ギターストラップの種類を知ろう!
まず最初に、ギターストラップにもいくつかの種類があるのを知っていますか?大きく分けると以下の2種類が一般的です。
- エレキギター向けストラップ:エレキギターは本体に「ストラップピン」と呼ばれる金具が付いているので、そのピンにストラップを引っ掛けるだけでOKです。
- アコースティックギター向けストラップ:アコースティックギターはエレキギターと違って、ストラップピンがボディ側に一つしかないことも多いです。ネック側にピンが無い場合は、ストラップの先についているヒモでネックに結ぶ方法もあります。
ギターの種類によってストラップの付け方が違うので、それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
エレキギターのストラップの付け方
エレキギターはほとんどの場合、ギター本体の上下にストラップピンが付いています。
ストラップを付ける際は、このピンにしっかりストラップを固定することがポイントです。
以下の手順で進めてみましょう!
- ストラップの穴を確認
ストラップの両端には穴が開いています。この穴をピンに通すことでギターに装着します。ストラップの素材によっては硬くて通しづらいこともあるので、無理に引っ張らないように注意してくださいね。 - ギターの上部(ヘッド寄り)のピンに付ける
ストラップの一端をギターの上部にあるピンに装着します。ヘッド寄りのピンはしっかり固定されていることが重要です。 - ギターの下部(ボディ側)のピンに付ける
ストラップのもう一端をギターの下部にあるピンに装着します。エレキギターは、演奏中にストラップが外れないよう、しっかりとピンに固定することが重要です。
ちょっとしたコツ
ストラップの長さ調整も忘れずに!長さは肩や腰の位置にギターが収まるよう調整しましょう。
高すぎても低すぎても弾きづらくなるので、腰のあたりに来るように合わせるとバランスが良いです。
アコースティックギターのストラップの付け方
アコースティックギターはストラップピンが少ないことが多いので、少し特殊な付け方が必要です。
アコースティックギターのストラップの付け方は2パターンあります。
方法①:ストラップピンが上下にある場合
もしもアコースティックギターに上下2つのピンが付いているなら、エレキギターと同様にストラップを装着するだけでOKです。
方法②:ストラップピンが下部にしかない場合
ピンが一つしかないアコースティックギターは、ストラップの片側をネックに固定します。
手順を見ていきましょう。
- ストラップの一端をボディ下部のピンに装着する
ボディの下部にあるピンにストラップの片端を固定します。この部分はエレキギターと同じですね。 - もう一端をネックに取り付ける
ストラップのもう一端をギターのネック付近に固定します。ストラップにある穴や紐をヘッド付近に巻きつけて固定する方法が一般的です。この部分は弦に触れないように、軽く巻きつけて結ぶと安定します。
便利なグッズ:ストラップアダプター
アコースティックギター専用の「ストラップアダプター」というグッズもあります。
これを使うと、ストラップの固定が簡単になるので便利です。
ストラップが外れにくくなる工夫
ギターを演奏していると、特に激しい演奏をする方にとって、ストラップが外れてしまうことがあるかもしれません。
そんな時のために「ストラップロック」というアイテムがオススメです。
ストラップロックの使い方
ストラップロックは、ストラップがピンから外れにくくするための金具です。
ストラップロックを使うと、ピンにしっかりと固定され、外れる心配が少なくなります。
ライブなどでのパフォーマンス中に安心して演奏できるので、エレキでもアコギでもおすすめです!
ストラップの長さ調整のコツ
ストラップを付けたら、次は長さの調整です。
ギターの位置が高すぎたり低すぎたりすると、演奏がしづらくなることがあります。
- 高めにすると:ピッキングやコードチェンジがしやすくなりますが、少しダサく見えるかも…
- 低めにすると:腕の動きが広く取れ、カッコ良さも増しますが、安定感が下がりやすくなります。
自分が一番演奏しやすい位置を見つけることが大切です。
ストラップの素材による違い
最後に、ストラップの素材にも触れておきましょう。
ギターストラップには、レザー、ナイロン、コットンなどさまざまな素材があります。
- レザーストラップ:高級感があり、肩へのフィット感も良いです。ただし、少し重いため長時間の演奏には疲れることも。
- ナイロンストラップ:軽くて通気性が良いですが、滑りやすいことも。初心者には扱いやすいタイプです。
- コットンストラップ:肌触りが良く、滑りにくいので安定感があります。長時間の演奏にも適しています。
自分に合った素材を選ぶと、快適にギターを楽しむことができます!
まとめ
ギターストラップの付け方や選び方は、ギター演奏の快適さに大きく影響します。
しっかりとストラップを取り付けて、自分に合った長さや素材を選ぶことで、より安定して演奏を楽しめるようになります。
慣れてくるとスムーズにできるようになるので、ぜひ繰り返し試してみてくださいね!
ギターライフを楽しみながら、快適なスタイルで最高の演奏を目指しましょう!