「好きな曲のコード譜の中にFが出てきたけど上手く押さえられない…」
「押さえたは良いものの上手く鳴らない…」
「もしかして才能ないのかも…」
Fのコードでこんな風に悩んでいませんか?
Fの壁という言葉がある通り、やっぱりFは少し難しいコードなので、初心者が挫折してしまいがちなポイントです。
しかし対策をすればFを楽に押さえられるようになりますし、段階的に練習することもできます!
今回はその対策方法と練習方法をお伝えするので是非最後まで読んでいってください!
Fのパワーコードで代用する
普通のFの押さえ方は下図ですが、
Fのパワーコードの押さえ方は次の通りです。
パワーコードというのは専門的には6,5,4、もしくは5,4,3弦のバレーコードでルート音と5度音のみを押さえるコードのことです。
ですが今回はパワーコードの定義ではなく、パワーコードを使ってFを練習するという観点からお話していきます。
パワーコードというのは上の図の通り、普通のFから1,2,3弦の音を省略したコードになります。
押さえる弦が少ない分、楽に押さえられるような感じがしますね。
試しに今手元にギターがあれば、是非試してみてください。
普通のFより綺麗に音がなると思います。
どうでしょうか?
というのも、普通のFは6弦から1弦までを人差し指でセーハする必要があります。
しかしFのパワーコードは構えや形はセーハに似ているものの、実際は人差し指で6弦1フレットを押さえるだけでOKなんですね。
ただ1,2弦を人差し指でミュートしないと不協和音になってしまうので注意です。
Fが難しい原因の一つに、セーハの形を瞬時に押さえるのが難しい、ということが挙げられます。
ただパワーコードの場合は形がセーハに似ている、かつセーハほど難しくないので、Fの練習にぴったりなんですね。
Fが難しく感じている人はまずFのパワーコードから練習してみましょう!
カポを使う
Fのセーハの時、音がビビってしまうといことがあります。
かといって力任せにずっと押さえていると疲れますし、最悪の場合は腱鞘炎になってしまいます。
楽しいギターが苦痛になってしまいますし、怪我も避けたいところですね。
そこで、一度カポを使って練習することをお勧めします。
例えば手元にカポがある人は、3,4,5フレットのどこかにつけてFを押さえてみてください。
1フレットをセーハするより簡単に感じませんか?
フレットの間隔が狭くなると、セーハしてる人差し指から他の小薬中指までの距離が短くなるので、より力が伝えやすくなるからなんですね。
また、カポをつけると一時的に弦高がナットの高さではなくフレットの高さになります。
弦高が低くなれば必要な力も少なくなるということなんですね。
ただカポを使うと音の高さが変わってしまい、あなたが弾きたい曲のキーではなくなってしまうかもしれません。
なので、あくまで練習用のアイデアとして試してみてください!
細い弦を使う
ギターの弦には色々な太さがあります。
エレキの場合は10-46、アコギの場合は12-53と呼ばれるゲージ(太さ)が一般的なサイズになります。
弦が太いとハリもパワーもある音が出せるので良いのですが、その分押さえるための力も必要になってきます。
そこで、細い弦を張ることでFが楽に押さえられうようになると思います。
特にアコギの場合に顕著なのですが、11-52のカスタムライトゲージ、10-47のエクストラライトゲージを貼ってみると押弦の感触が全然変わってくると思います。
次に張る弦は今使っているものより細いゲージを貼ってみると、Fが楽に押さえられるかもしれません!
最終手段で弦高調整
弦高というには弦からフレットまでの距離のことです。
エレキの場合はブリッジのイモネジを回すだけなので気軽に調整できます。
しかしアコギの場合はサドルという部品をヤスリで削ることで調整するので、一度削ったら元に元せません。
削り過ぎたら新しくサドルを買う必要があるんですね。
しかもサドルを削って恩恵が得られるのは大体5フレット以上のハイフレットのポジションです。
開放弦のあたりは効果がないとは言いませんが、ギターの構造上、開放弦付近よりもハイフレットの方が弦高が下がる効果が強いです。
またこのサドルを削る作業は手先がある程度器用で、仕上がりに妥協しない根気があり、失敗したときのリスクを承知した上で作業できる人に限られます。
削るのに時間もかかります。
この条件に当てはまらない人は、楽器屋さんへ相談した上でお願いしてみると良いでしょう。
僕はギターいじりが好きなので自分でやりましたが、一回1-2時間はかかります。
なんだかんだ今メインで使ってるアコギは4回くらい削ってると思います。
でも自分の好みに合わせていくらでも微調整ができるので、今自分のギターは最高に弾きやすい状態です!
そんな風に調整したギターなら、きっとFも弾きやすくなるでしょう!
最後の弦高調整は自分でやるのは正直お勧めできませんが、他のパワーコード、カポ、弦のゲージについては気軽に試せると思います。
ぜひチャレンジしてみてください!
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