ギターの弾き方が分からない?種類別の演奏方法解説!

練習

ギターの弾き方って、ギターを始めたばかりだと正直何やってるか分からないですよね。

素敵だと思う演奏を見つけられても弾き方が分からないんじゃモチベーションも下がる一方です…

そこで今回はギター歴20年の僕が、代表的なギターの弾き方を種類別に解説して行きます!

最後まで読めばきっとあなたがやってみたい弾き方のヒントやコツが分かるようになると思いますので、是非ご覧ください!

 

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ギターの弾き方:伴奏系

ギターの弾き方:ピック弾きでの伴奏

一番ギターの演奏で想像しやすいのがピック弾きでの伴奏です。

ギターでコード(伴奏)を弾きながら歌を歌う弾き語りというスタイルになります。

弾き語りは一人で行いますが、歌い手とギターを弾く人、それぞれ担当が分かれているユニットでのスタイルももちろんあります。

 

ピック弾き伴奏の時の右手の動きは「ストローク」と呼ばれ、弦を一定のパターンで弾くことでリズミカルに演奏を行います。

スピッツのチェリーはバンド演奏の上に弾き語りを行っているようなスタイルです。

なのでバンドで弾いても一人で弾き語りで弾いても様になりますね。

 

 

ピック弾きでの伴奏はアコギだけではなくもちろんエレキギターでも使われます。

 

ただアコギでは5フレット付近までで押さえる「ローコード」が中心になりますが、エレキギターでの伴奏は様々なそれ以上のフレットを使う「ハイポジション」や音を省略したりする「パワーコード」などを使ったりします。

エレキギターは音をエフェクターで歪ませて演奏することが多く、そのサウンドではローコードよりもハイポジションやパワーコードを弾いた方がカッコよく響くことがあります。

また他の楽器との周波数の帯域や音抜け/聞こえ方を考慮して色々なポジションを駆使する傾向にあります。

 

もちろんアコギで覚えたコードをエレキギターで弾いても問題ありませんし、逆も然りです。

せっかく覚えたコードを別のポジションやコードフォームで弾く、というのは骨が折れるかもしれません。

しかし楽器の習得では、技術やスキル面の都合で運指を決定づけるのは好ましくありません。

素敵な音楽を奏でるために出来ることを可能な限りやる、これが正しい考え方です。

 

その時その状況にあった最適なサウンドや演奏をするために、色々な運指にチャレンジすると良いでしょう。

そうしていくと指板の上に音が見えるようになったり、より自由にギターが弾けるように上達していきますよ。

 

 

ギターの弾き方:指弾きでの伴奏

ギターはピック弾きだけでなく指でも演奏することができます。

指弾きでのメリットは各弦をバラバラに弾く「アルペジオ」を簡単に行うことが出来る点です。

一本一本の弦をポロポロと優しく弾くのでバラードや優しい雰囲気の曲に合っていますね。

爪弾く(つまびく)なんて言葉がある通り、爪を少し伸ばして弾くと明るい音が出ます。

逆に指の肉だけで弾くと少し曇った音になるので、指弾きにチャレンジするときには爪を伸ばすと良いでしょう。

 

 

ギターの弾き方:リードギター系

主旋律やメインメロディを奏でるスタイルの総称をリードギターと呼びます。

エレキギターは音量をアンプで増幅することが出来るので、メインのメロディを奏でても歌と同じくらいしっかりとした音量で演奏することができますね。

上記のWonderful Tonightは歌の合間にリードギターとしてソロを奏でる、ギターソロというスタイルになります。

 

歌の合間のギターソロではなく、曲の主旋律をずっとリードギターで演奏するスタイルもあります。

いわゆる超絶技巧やバカテクと呼ばれるような、すごいテクニックや速さで派手な演奏がよく見られますね。

 

歌を歌わない、つまり器楽曲やインストと呼ばれるスタイルはルーツミュージックと呼ばれる各国の伝統や民謡に根付いた文化的な音楽スタイルでもよく見られます。

 

ギター2本で伴奏とメロディをそれぞれ担当するギターデュオというスタイルもあります。

 

 

ギターの弾き方:クラシック系/ソロギター系

ギター1本で伴奏とメロディを同時に奏でる奏法をソロギターと呼びます。

元を辿るとクラシックギターから発祥したような奏法なので、クラシックギターは基本的に一人で演奏するような楽譜やアレンジが大半です。もちろんデュオや合奏スタイルもあります。

同じようなテクニックを使って演奏されるアコギでのソロギターですが、最近は奏法や技術の向上によりクラシックギターとは一味違った演奏も楽しむことができます。

 

ギターの弾き方:クラシックギター

ステージに一人で立って演奏するクラシックギターのスタイルです。

クラシックギターは1670年頃、ガスパル・サンスというギタリスト/作曲家がギターやリュートのために曲を書きそこから発展していったという説があります。

 

ギターの弾き方:一般的なソロギター

アコギでのソロギターでは映画音楽/ジブリ/ディズニー/アニメなど、作品のテーマ曲やテーマソングを演奏することで人気を博しています。

ポップスもある程度人気ですが、人気の歌謡曲の場合は弾き語りで演奏されることが多く、運指が難しくて覚えるのが面倒なソロギターは人口がやや少ないのが懸念点です…

僕はクラシックギターとアコギのソロギターを中心に弾いていますが、もっと人気が出れば良いのに…と思う今日この頃です。

 

ギターの弾き方:スラム奏法系

クラシックやフラメンコギターのテクニックなどを取り入れつつ聴き馴染みの良い曲を演奏することで日本のソロギターに革命を起こした押尾コータローさん。

特にパームアタックやタッピングハーモニクスなど、クラシックギターでは聴こえにくい奏法をピックアップ(マイク)を搭載したアコギで演奏することで大音量で迫力のあるサウンドで聴かせることが出来るようになりました。

弦をかき鳴らしたりボディを叩いたりする特殊奏法のオンパレードです。

僕はアコギもエレキ、ソロギターもある程度弾けようになったあと押尾コータローさんの曲にチャレンジしましたが、スラム奏法の曲は1曲覚えるのに2-3ヶ月かかりました。

変則チューニングと呼ばれる特殊なチューニングなので今まで覚えたコードなどの形はほとんど通用しませんでした。更に右手も特殊で独特な奏法なので、もしこれからチャレンジされる方は新しい楽器を始めるくらいの気持ちで挑むのがベターです。

 

 

最後に

世の中には色々な演奏スタイルと演奏方法がありますね。

ギターの演奏技術はある程度共通する部分がありますが、何かのジャンルに傾倒するのであれば演奏する曲や奏法はある程度絞った方が上達は早くなります。

もちろん色んなジャンルや奏法にチャレンジすることで演奏に深みが出ることは否定しませんし、僕自身も色々な演奏方法やジャンルに取り組んできました。

ただ高い次元で複数の演奏スキルを成立させられる人はそう多くないと感じます。むしろそうであれば次のように居たら既に人気を博していることでしょう。

ただ、こんな超絶的なテクニックを身につけなくても、ギターは一歩一歩練習することで上達を楽しむことができます。

 

 

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