テンポを遅くする
大抵の場合、テンポが早すぎて指や頭の切り替えが追いつかず演奏が失敗するパターンが多いです。
7割程度の速さで弾けなければフレーズを弾くための運指や指が頭の回転に追いついて居ないのかもしれません。
そんなときはもっと遅く、場合によってはメトロノームや曲を止めて、確かめるように1音ずつひいてみましょう。
また、テンポを遅くして弾いた時に、フレーズのどこを弾いているかわからなくなる時があると思います。
そういう時は譜面と音が頭の中で一致していない、もしくはそのフレーズをきちんと聴けていない場合が多いです。
今まで何回も聞いてきた曲やフレーズかもしれませんが、聞き流すのと「一音一音演奏する前提で覚えるために聴く」のは結構違います。
50%くらいの速さで弾こうとしたとき、指は追いつくはずなのに意外と弾けないのは、頭の中で楽譜と音が一致していないのかもしれません。
そんな時は一旦ギターを置いて、譜面を見ながら、音源をゆっくり再生して一音一音確かめるように聴きましょう。
運指/ピッキングパターンを考え直す
フレーズが頭の中にしっかりと入っていて、譜面も追えているのにミスする確立が高いときは、運指やピッキングに無理があるときが多いです。
ピック弾きの場合はオルタネイトは守れているか、もしくはエコノミーやダウンダウン/アップアップの方が適していないか。
指弾きの場合は同じ指で何度も連続で弾いていないか、ハンマリング/プリング/スライドを駆使出来ないか。
左指は前後の流れで最適な運指になっているか。
運指に正解はありませんが、基本的にミスする確率が低く、楽に弾けるよう運指をチョイスするのが効率的だと思います。
弾けない要素を分解して、練習を基礎レベルまで落とし込む
コード進行の切り替えでミスが多い場合は、ミスが起きるその前後のコード2つだけをひたすら繰り返す。
間違った弦を弾いてしまうならその曲と同じBPMで右手で開放弦を弾き、左手は何も押さえないといった右手特化の練習を取り込む。
などのプロセスを取り込むと効率的です。
弾けない箇所を部分的に切り取って、そこを集中的に練習すると、練習そのものが効率的になると思います。
例えば弾けないポイントが含まれたパートを繰り返しても、もう弾けるところも繰り返し弾くことになります。
一方、弾けないところを集中して練習すれば、上記と同じ練習時間だったとしても、練習効率は格段に高くなると思います。
例えばAメロ8小節のうち、最後の1小節が上手く弾けなかったので、そのAメロを繰り返し弾いたとします。
そのミスする箇所にたどり着くまで7小節演奏する必要があります。
ミスする8小節目だけを克服するように練習すれば、Aパート全体を通して練習するより単純計算で8倍も効率的です。
弾けるところを繰り返し演奏して腕を磨く、という観点ももちろん大切ですが、その前にまずは演奏が止まったり弾けなかったりする穴を埋めておく方が練習としては効率的です。
コメント
小6です。エレキギターを始めて数週間立つのですが、指が届きません。なのでコードも弾けません。手が小さいからというのはただの言い訳だって分かってるんですけど…届かないものは届かないです。でも絶対弾けるようになりたいんです。助けてください(´・ω・`)
こんばんは、ギタローです。
コメントありがとうございます。
頂いた内容について僕なりに意見があるのでお答えしますね。
①本気で上手くなりたいなら教室でレッスンを受けてください。
今レッスンを受けているでしょうか?
指が届かないといった構えなどの他にも、ギターを弾いていると悩みは無限に出てきます。
自分で色々考えながら試して解決する「独学」という道はありますが、根気と時間が要ります。
それをレッスン代を払うことで悩みを相談しつつ、スピーディーに上達することができます。
厳しくて怖いけどしっかり教えてくれる先生、
優しく手取り足取り教えてくれる先生、
あなたの話をよく聞いてくれそうな先生など、
ギターの上達のためには先生との相性も大切です。
ほとんどの教室は無料体験をやっているので、いくつか体験に行ってみると良いでしょう。
②レッスン代は高いです。勉強や家のお手伝いをしましょう。
小学6年生ということで、自分でアルバイトは出来ないと思うのでお父さんお母さんにレッスン代を出してもらうことになると思います。
ただレッスン代は大体月1万円くらい。この金額大人にとっても安い金額ではありません。
レッスンに通うために、親を説得する必要があります。
親を説得するとは、今回は親にとって得になることを約束して、その約束を絶対に守ることとしましょう。
ほとんどの親は子供の幸せを願っているので、あなたの成績が伸びて良い中学高校に行けたり、いつか大人になって一人暮らしを始めた時にしっかり家事をこなせるようになるため今のうちに家事を手伝ったり、そういうことを求めているでしょう。家事を手伝って楽させて欲しいと思っているかもしれませんし、腕が上達して楽しくギターを演奏しているあなたの姿を見ることも求めているかもしれません。
ただ家の事情や親の考え方によって違うかもしれないので、「勉強もしっかりするし家の手伝いもする。だからギター教室に通わせて欲しい」と言ってもあなたの親はあなたにギターが上達することを求めてない可能性もあります。
そんな時はあなたがどうしてもギターが上手くなりたい理由を話したり、上手く話せないなら手紙に書いたり、好きなアーティストのyoutubeを見せて「こうなりたい」と伝えてみると良いでしょう。
それでは練習、そしてレッスンに通えるように頑張ってください。