ギターは50歳から始めても遅い?50代の強みや練習への取り組み方

お悩み解決

今日は「50歳からギターを独学で始めてみたい」という方に向けて、

年齢を重ねた今だからこそ役立つ知性の視点で、ギターの魅力や学び方をご紹介します。

キーワードにある「流動性知性」と「結晶性知性」という、脳の二つの知性についても触れながら、

年齢を重ねた人の独学がどうすれば楽しく、効果的になるかを書いていきます。

僕がレッスンしてきた生徒さんにも50代の方はたくさんおられました。そんな方々がどうギターに取り組んでいたのかを交えて紹介していきます!

 


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流動性知性と結晶性知性って何?

まず、「流動性知性」と「結晶性知性」という脳の働きについて説明しますね。

  1. 流動性知性は、いわば「新しい情報を理解し、処理する力」です。特に論理的な問題解決や、頭の回転の速さなどに関係しています。この知性は20代をピークに徐々に衰えるとされていますが、使い続ければ衰えにくくなります。
  2. 結晶性知性は、「知識や経験をもとに理解を深める力」です。これは年齢を重ねるほどに豊かになり、経験から学んだことや、知識の蓄積を生かして理解を深める力です。

若い頃と比べると、新しいことを始めるのに少し時間がかかると感じるかもしれませんが、50代には50代の強みがあります。

それが「結晶性知性」です。

これをうまく活かすことで、ギターの学びがより楽しく、効率的になるはずです。

 


50歳から始めるギターの楽しさ

50代でギターを始めるのは、決して遅すぎることではありません。

むしろ、若い頃にやってこなかった分、今こそ新しい挑戦として楽しく取り組めるはずです。

ギターの魅力

ギターは他の楽器と比べても、「弾き語りができる」「音色の幅が広い」「持ち運びが簡単」など、非常に魅力が多い楽器です。

1曲を弾けるようになったときの達成感は大きく、友人や家族の前で弾いたり、音楽仲間と一緒に演奏したりするのも楽しいですね。

 


独学でギターを始めるポイント

ギターを始めるといっても、やみくもに練習しても効率が悪く、途中で挫折してしまうこともあります。

そこで、「結晶性知性」と「流動性知性」をうまく活かすポイントを紹介します。

 

1. 段階的に目標を設定する

「まずは1曲マスターする」「指を使ったエクササイズを10分続ける」など、具体的な目標を小さく設定しましょう。

結晶性知性を使って、過去の経験から「目標設定が成功に繋がる」ことを知っている方は多いですよね。

こうした小さな目標は、日々の練習を継続しやすくしてくれます。

 

2. 自分に合った学習スタイルを見つける

YouTubeやオンライン講座、アプリなど、ギター学習に役立つツールはたくさんあります。

ここで大切なのは、いろいろ試してみて自分に合った方法を見つけること。

例えば、音楽理論に興味がある人は理論も学びながら進めたり、逆に「とにかく弾く!」スタイルの方が好きな人は、コードやフレーズの練習を先にやっても良いでしょう。

 

3. 基礎練習を習慣化する

50代で新しいスキルを習得するには、短時間でもいいので毎日の習慣がカギになります。

ギターの基礎練習には、指の運動やコードチェンジのスムーズさを高める練習などがあります。

流動性知性は少しずつでも刺激することで維持できるので、指の運動やリズム感を養うためのエクササイズは特におすすめです。

 

4. 音楽の経験を活かす

もし若い頃に音楽を聴いたり、他の楽器を演奏した経験があるなら、それを活かしましょう。

結晶性知性が培ってきた音楽に対する理解や、リズムの感じ方、好きな音楽のスタイルを活用することで、ギターを弾く喜びが増し、学びの速度も上がります。

 


効率よく学ぶためのコツ

独学で効率よくギターを習得するためのテクニックや工夫もいくつかありますので、ここでいくつかご紹介しますね。

 

1. 実際に手を動かす時間を増やす

ギターの学習は「見るだけ」「読むだけ」では上達しません。

流動性知性が活きるのは、実際に指を使って弦を押さえ、音を出しながら体験することです。

コードの形を覚えたら、それをすぐに弾いてみて、慣れるまで何度も試してみるのがコツです。

 

2. 身近な曲から始める

最初に弾く曲は、なるべく自分がよく知っているものや、好きな曲を選びましょう。

よく知っているメロディやコード進行であれば、結晶性知性を使って「あの部分はこういう風に弾くとしっくりくるな」とか、「あのコードはこういう響きがあるな」などと理解が深まります。

 

3. 定期的な振り返り

学び始めた時点での自分と、1ヶ月、3ヶ月後の自分を比べてみましょう。

例えばスマホで動画を撮っておくのもいいですね。

少しずつ上達している実感が得られることで、モチベーションが上がりやすくなります。

 


50代での独学だからこその楽しみ方

最後に、50代だからこその楽しみ方について少し触れます。

年齢を重ねてから楽器を始めると、若い頃には見えなかった景色が見えてくるものです。

ギターの音やメロディ、リズムには、これまでの人生の出来事や感情が自然と反映されることもあります。

そんな瞬間を大切にしながら、音楽と向き合うと、より深い喜びを感じられるでしょう。

 

音楽を通じての新しい出会い

ギターを弾くようになると、自然と音楽を通じたつながりが広がります。

音楽イベントに参加したり、ギター仲間を作ったり、演奏の場をシェアすることで、趣味がさらに広がります。

 

マインドフルネスとしてのギター

ギターの練習は、集中することで他のことを忘れ、リラックスする時間にもなります。

日常の忙しさから離れ、ギターに没頭することで、脳がリフレッシュし、心が軽くなることもあります。

特にストレスが溜まりやすい現代社会で、楽器演奏が心の健康にも良い影響を与えると考えられています。

 


まとめ:50代からでもギターは楽しめる!

年齢を重ねても、新しいことを始めるのは素晴らしいことです。

ギターを弾くことで音楽に触れる喜びを感じながら、脳の流動性知性を刺激し、結晶性知性を活かして学び続ける。

これによって、50代からでも楽しく、充実したギターライフが送れるはずです。

ギターは練習を続けるほどに応えてくれる楽器です。

 

僕は独学でギターを始めて、とても回り道をしながら亀のような歩みで少しずつギターが上手くなってきました。

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